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糖尿病とは、血液の中の糖分(血糖)が高い状態となり、血管が障害される病気です。
血糖が高いことによる症状は出ないことも多いのですが、何年もかけて血管の障害が進むと合併症を起こし失明・腎不全・壊疽等の重篤な病状に至ります。
合併症を起こさないことが糖尿病治療の目標となります。

<HbA1cとは>
血糖とは血液中のブドウ糖のことで、 血液中にどれだけブドウ糖が溶けているか濃度を示す数値を血糖値と言います。 HbA1cは、赤血球にブドウ糖がくっついている割合を表し、最近2ヶ月間の平均血糖の目安になります。

症状について

これは大切なことですが多くの場合、症状はないのが特徴です。
場合により、下記の高血糖の症状が出てきます。

  • 著しいのどの渇き
  • だるい
  • お腹がすく
  • トイレが近くなる
  • 疲れやすい
  • 集中力が低下する
  • キズが治りにくい
  • 物覚えが悪い

症状がないのを気にせず放っておくと糖尿病の合併症が出現しますが、早めに診断して血糖値をコントロールすることで合併症の予防をすることができます。 「合併症を出さずに長生きしていただくこと」が、糖尿病治療の目標です。
糖尿病はうまく付き合えば怖い病気ではありません。合併症が進む前に正しい知識を身につけ、適切に対処していきましょう。

治療の自己中断は危険!!

治療の自己中断は、合併症悪化の最も大きな原因です。
当院では、患者さまがきちんと治療を継続できることを最優先に、患者さまのご都合に合わせて他院をご紹介する場合もあります。
未来の自分を守るため、まずはしっかりと定期通院を継続してください。

糖尿病のタイプ

1型糖尿病 (インスリン依存型糖尿病)

1型糖尿病は、インスリン(※)の供給の異常による糖尿病です。 インスリンの分泌がほとんどないため、高血糖になります。
子供や若年層に多くインスリン注射をしないと生命が失われます。
1型糖尿病は、糖尿病全体の5%程度といわれています。

2型糖尿病

2型糖尿病は、インスリン作用の不足による糖尿病です。
遺伝的背景があり、発症には後天的発症因子の関与が大切です。 日本では圧倒的に2型糖尿病が多く、生活習慣病と呼ばれる糖尿病はこのタイプの糖尿病です。

(※)インスリンとは、膵臓で作り出されブドウ糖をエネルギーに変えたり、貯蔵したりするホルモンです。
血糖値のコントロールやエネルギーを確保するために必要不可欠のものです。

糖尿病治療の実態

1 食事療法

まずは食事療法が基本の治療になります。日本糖尿病学会の食品交換表の使用法を指導します。
初回の栄養指導は約2時間。その後、受診の度に指導を繰り返します。

2 運動療法

運動には短期的効果(運動をすると今の血糖が下がる)と、長期的効果(運動をする習慣をつけることで血糖の下がりやすい体になる)があります。
まずは、食後の運動で食後の血糖値急上昇を抑えることから始めましょう。

3 薬(血糖降下剤)

食事療法・運動療法で数ヶ月経過しても、血糖値が正常にならない時に限り使用します。

4 インスリン注射

薬を使用してもよくならない場合や病態によっては初診時からインスリン注射を行うことがあります。
インスリン使用で膵臓を休憩させてあげることで膵臓が元気を取り戻し、インスリンをやめることができた患者さまも多数おられます。

患者教育について

糖尿病治療の実施者は患者さまであるあなた自身なので、患者教育は必要不可欠であり、常に新しい知識を得ていただく必要があります。最も重要な食事指導は、初回には2時間程度かけて行い、日本糖尿病学会の食品交換表の使用法を徹底的に指導します。
また、受診の度に1日分の食事献立表を提出してもらい、主治医が確認します。

糖尿病とうまく付き合うコツは
「自分自身を管理する」ことです。

糖尿病とうまく付き合うには、食事療法そして運動療法がとても大事です。
怖い病気と思われがちですが、うまく付き合っていけば合併症の予防と普通の日常生活を両立できる病気です。
理想的な治療のために、患者さまが正しい知識を得られるようにお手伝いいたします。

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