糖尿病とは

糖尿病とは

糖尿病とは、血液の中の糖分(血糖)が高い状態となり、血管が障害される病気です。

一般的に病気といわれていますが、社会的に見て病気ではありません。

仕事を休んだりベッドで寝ている病気ではなく、むしろ「額に汗して働いてよくなる病気」なのです。

※HbA1cとは?

血糖とは、血液中のブドウ糖のことです。

血糖値とは、血液中にどれだけブドウ糖が溶けているか濃度を示す数値です。

糖尿病とは

症状

これは大切なことですが、多くの場合、症状は無いのが特徴です。

場合により、下記の高血糖の症状が出てきます。

症状

症状がないのを気にせず放っておくと、糖尿病の合併症が出現しますが、早めに診断して血糖値をコントロールすることで、合併症の予防をすることができます。

「合併症を出さずに長生きしていただくこと」が、糖尿病治療の目標です。

糖尿病はうまく付き合えば怖い病気ではありません。

合併症が進む前に正しい知識を身につけ、適切に対処していきましょう。

※治療の自己中断は危険!!

治療の自己中断は、合併症悪化の最も大きな原因です。

当院では、患者さんがきちんと治療を継続できることを最優先に、患者さんのご都合に合わせて他院をご紹介する場合もあります。

未来の自分を守るため、まずはしっかりと定期通院を継続してください。

合併症について詳しくはこちら

糖尿病には2種類のタイプがあります。

1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)

1型糖尿病は、インスリン(※)の供給の異常による糖尿病です。

インスリンの分泌がほとんどないため、高血糖になります。

子供や若年層に多いのが特徴です。

また、インスリン注射をしないと生命が失われます。

1型糖尿病は、糖尿病全体の5%程度といわれています。

2型糖尿病

2型糖尿病は、インスリン作用の不足による糖尿病です。

遺伝的背景があります。

発症には後天的発症因子の関与が大切です。

日本では圧倒的に2型糖尿病が多く、生活習慣病と呼ばれる糖尿病はこのタイプの糖尿病です。

※インスリンとは

インスリンはすい臓で作り出され、ブドウ糖をエネルギーに変えたり、貯蔵したりするホルモンです。

血糖値のコントロールやエネルギーを確保するために必要不可欠のものです。

糖尿病治療の実際

1.食事療法

日本糖尿病学会の食品交換表の使用法を指導します。

初診は約2時間。その後、受診の度に指導を繰り返します。

2.運動

運動には短期的効果(今、運動をすると今の血糖が下がる)と、長期的効果(運動をする習慣をつけることで血糖の下がりやすい体になる)があります。

まずは、食後の運動で食後の血糖値急上昇を抑えることから始めましょう。

3.薬(血糖降下剤)

食事療法、運動療法で数ヶ月経過しても、血糖値が正常にならない時に限り使用します。

4.インスリン注射

薬を使用してもよくならない場合は、インスリン注射を行っていただきます。

病態によっては初診時からインスリン注射を行うことがあります。

※インスリン使用で膵臓を休憩させてあげることで膵臓が元気を取り戻し、インスリンをやめることができた患者さんも多数おられます。

当院ではインスリン注射時、アルコール綿による皮膚の消毒は不要という方針です。

患者教育について

糖尿病治療の実施者は患者であるあなた自身なので、患者教育は必要不可欠であり、いくら教育しても十分とはいえません。

最も重要な食事指導は、初診時に2~3時間かけて管理栄養士が行い、日本糖尿病学会の食品交換表の使用法を徹底的に指導します。

また、受診の度に1日分の食事献立表を提出してもらい、管理栄養士と主治医とで確認します。

糖尿病とうまく付き合うには

糖尿病とうまく付き合うコツは自分自身を管理することです。

糖尿病とうまく付き合うには、食事療法、そして運動療法がとても大事です。

怖い病気と思われがちですが、社会的に見て病気ではないので、うまく付き合っていけば怖くはありません。一緒に健康的な生活が出来るように考えていきましょう。