合併症について

合併症とは

合併症とは、その病気がもとになって起こる、別の病気や症状のことを言います。

糖尿病には、「糖尿病三大合併症」と言われているものがあります。

その他、大血管障害が特に重大な合併症です。

近年、糖尿病があると認知症や骨粗鬆症、癌にかかる確率が上がると言われており、これらの予防と早期発見も大切です。

合併症とは

糖尿病三大合併症

糖尿病性網膜症

高血糖が続くことにより、目の底にある網膜という部分の血管が悪くなり、視力が弱まります。

それが糖尿病性網膜症です。

現在も、日本国内で年間約3000人の方が糖尿病網膜症が原因で失明に至っています(失明原因の2位)。

糖尿病性腎症

病気が進行すると腎不全を引き起こすこともあり、そうなってしまうと人工透析が必要になってしまいます。

日本国内で年間1万6000人以上の方が、糖尿病性腎症から新たな透析導入に至ってしまっています(透析導入原因の1位)。

糖尿病神経障害

糖尿病の三大合併症のうち、最も早期に出現してくるのが、糖尿病性神経障害です。

神経障害の合併症は、糖尿病を発症して10年経った患者さんの約7割以上に見られるといわれています。

両足先から起こってくるしびれ感で発症することが多く、他に便秘、下痢、発汗異常、立ちくらみ、勃起障害などの症状がみられます。

下肢に激しい痛みを起こすこともあり、さらに進行すると感覚が麻痺してケガや火傷の時に痛みを感じなくなり、傷が悪化して壊疽の原因になることがあります。

その他の合併症

大血管障害

血糖コントロールが不安定な場合、動脈硬化の進行が加速し、心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症(足の血管)の原因となります。

メタボリック症候群

内臓肥満に、高血糖、高血圧、脂質異常のうち2項目が加わるとメタボリック症候群と呼び、心筋梗塞、脳梗塞を起こしやすいとされ、最近注目され始めています。

糖尿病に、高血圧や、脂質異常を伴うことが大変多いのでその治療も行っています。

合併症はきちんとした血糖コントロールで防げます!

合併症を起こさないためにも、正しい治療、そして食事療法・運動療法を維持するようにしましょう!

血糖値自己測定と1~2ヶ月前からの血糖値の状況がわかる、HbA1c(ヘモグロビンエー・ワン・シー)の検査を定期的に受け、HbA1cを7%未満に保つことで合併症を防ぐことができます。